米FBIが押収した50,000BTCについて、12月4日(EST)にUSMSによる入札が行われる。
【bitFlyerの企画】
bitFlyerはクラウドファンディングをしたり競売をしたりと、他の取引所には見せない色を出している。
ビットコインと他通貨の売買はあくまでツールとしての1つであって、これから様々なビジネスがうまれる可能性を感じる。
それも、この会社の設立者のそれまでの経歴や人脈が影響しているのかもしれない。
企画詳細は、以下のPDFで確認してほしい。
USMS-auction2
取引所としては手数料が高いbitFlyerだが、こういう意味ではビットコインの使い勝手をイメージさせてくれてありがたい。
【なぜ50,000BTCが競売にかけられたのか?】
“The US Marshals Service (USMS) has announced that it will auction off 50,000 bitcoins, worth roughly $20m, that belong to accused Silk Road operator Ross Ulbricht.”
違法薬物サイト「Silk Road(シルクロード)2.0」の薬物取引で使われていたのが仮想通貨の1つであるビットコインだった。
それが米連邦捜査局(FBI)により摘発され、サイト運営者とされる人物が逮捕・起訴された。
そして、押収されたビットコインが競売にかけられることになったのだ。
※FBI=Federal Bureau of Investigation: アメリカ合衆国司法省の法執行機関
「シルクロード2.0」と言われていのは、「シルクロード」が以前あったから。
昨年10月、闇サイト「シルクロード」が閉鎖された約1カ月後に「シルクロード2.0」が開設されている。
世界中に約15万人の利用者がいると言われている…闇のニーズは健在ということだ。
今年の6月に、Silk Roadから連邦保安官(United States Marshal)にビットコインが移行している。
※連邦保安官は、アメリカ合衆国の司法省に所属する連邦法執行官職の一つ。
余談がだ、「シルクロード」のときの競売のwinnerはこの方。
bitFlyerも共同入札ということで、このようなwinnerになろうとしているのか?
【個人的感想】
闇とか薬物取引とか聞くと、また「ビットコインは危ない」というイメージを抱きやすいだろう。
個人的には、ビットコインと犯罪が結びつくことで、ビットコインという仮想通貨の仕組みの明るい未来の可能性までマイナスイメージがつくことにがっかりする。
まぁそんなことは置いておいて、今回のシルクロードの2回目の競売で、bitFlyerが手を挙げたのだから、興味深くはある。
競売の応募金額は1人100万円〜1億円なので、資金力と先見性のある個人名をbitFlyerに明かせるユーザーが集まるのだろう。